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一畑電車乗車記 [旅情報]

少し前に遡りますが・・・4月の出雲旅行の際に乗った島根県のローカル私鉄、一畑電気鉄道(通称:一畑電車)についての記事です。
サイドバーにありますように、当ブログではローカル私鉄(旧国鉄第3セクターでない)を特に取り上げていますが、この私鉄も創業時から民営で運行されていて昨年100周年を迎えたローカル私鉄です。

旅行2日目の朝、始発の松江しんじ湖駅から普通電車に乗車【記事参照】
乗った電車は旧南海電鉄の3000系
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南海時代は「ズームカー」として、高野線の特急などで活躍していました。
↓川跡駅にて・・・同じ3000系の顔合わせ、左のグリーンの塗装はかつての南海時代の色を再現したものです。
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車内は何とも懐かしい感じ・・・左側がサイクルトレイン用の自転車運搬スペースに改装されています。
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ちなみに、同じ型の電車が静岡県の大井川鉄道で現役で活躍しています。
さて、一畑電車は松江しんじ湖温泉~電鉄出雲市間の「北松江線」と、支線の川跡~出雲大社前間の「大社線」の2路線、どちらも日中はほぼ1時間おきに運転されています。

創業はおよそ100年前の1911年・・・北松江線の”一畑口駅”に近い一畑薬師へのアクセス鉄道として開業
その一畑口駅(↓)は、現在はスイッチバック駅となってここで、松江しんじ湖温泉から来た電車の方向が変わります。
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開業当初はこの先に分岐する、一畑薬師寺の近くまでの路線があったそうでその後、戦時中に廃止されています。
一畑口駅からしばらく先の川跡(かわと)駅・・・大社線との乗換駅です。
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ここで大社線に乗り換えてほどなく終点の出雲大社前駅に到着。
この駅舎が、実は大正年間に建てられたモダンな洋風建築・・・屋根にはステンドグラスがあしらわれ、出雲大社参詣の玄関口としての威厳を感じさせます。
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貴重な建物ゆえ、国の登録有形文化財と近代化産業遺産に指定されています。
改札口脇の造りもなかなかのセンス・・・案内所風になってますが現在は使用されていません。
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この駅には、映画「RAILWAYS」(中井貴一主演)に登場した古豪電車”デハニ50形”が保存されていて、お目当てでぜひ見たかったんですが・・・残念ながら駅の改装工事に伴い撤去されていました・・・。
同じく、出雲大社前駅で待機中の急行「出雲大社号」(5000系・旧京王)
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出雲大社に参詣の後、再びこの駅から行きと同じく旧南海3000系に乗って川跡駅まで、
ここから乗り換えて、北松江線の終点・電鉄出雲市に到着・・・こちらは高架化され近代的な造りの駅になっていて、JR出雲市駅に隣接する乗り換え駅でもあります。
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これで一畑電車線を1日で”完乗”しました。以前から乗りたかった山陰のローカル私鉄を堪能する事が出来、満足しましたね・・・。
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