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廃線跡を行く・旧国鉄小松島線 [一緒に行きましょう・・・]

かなり前、1月初旬の徳島旅行(1月の記事参照)の際、
かつての廃止された旧国鉄「小松島線」の路線跡を散策・・・その際記事でも触れましたが、 今回はそれを詳しくピックアップします・・・。
まず、JR牟岐線の「中田(ちゅうでん)駅」・・・早朝7時頃に降り立ちましたが、
無人駅となってるこの駅が、小松島線の分岐駅です。
ここから散策を始めます。

踏切の左側にある歩道・・・・これが小松島線の跡で、ここからそのままかつての路線と、
同じルートに遊歩道が続いています。
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道幅からして単線ですが、実はこの線は当時、国鉄では日本一短い路線(1.9km)として、
知られていました。
当初は徳島から小松島までが一つの路線でしたが、後に開通した中田から牟岐方面の区間と
徳島からの区間が昭和36(1961)年に牟岐線として統合され、残る中田から小松島港(仮駅)のわずかな
区間が、件の日本一短い路線となった訳です(昭和60(1985)年に廃止)
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さて、散策はゆるいカーブの続く遊歩道を東へ・・・よく整備された道ですが程なく行くと、
広い公園「小松島ステーションパーク」・・・ここが唯一の中間駅「小松島駅」だった場所です。
DSCF2545.JPG

ここにあった、小松島駅を解説した記念碑
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そして、保存中のかつてここを走っていたSL
「C12」形蒸気機関車と、昭和末期の客車「オハフ50」形
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駅名標も復元・・・
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その横には岩間から水の流れる公園があり、地元の伝説「阿波狸合戦」の
主役「金長狸」の巨大像・・・”タヌキ”だけに?!交通安全の”タスキ”を掛けています。
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この少し先、小松島駅からほんの数百mのこの辺りが、
小松島港」仮乗降場です。
DSCF2554.JPG

駅間距離が短いので”仮”駅だった訳ですが、実際は急行列車も発着するほどの、
交通上重要な駅でした。
かつては和歌山へフェリーが発着する港に隣接、晩年は関西から往来する客で賑わっていたそうです。
現在はフェリーも廃止、公共施設の建ち並ぶ静寂な風情となっています。
路線跡散策はこれまで・・・日本一短い路線だけに1時間位で終りましたね。
小松島線の音声が聴けるHPです(個人HP) http://www11.ocn.ne.jp/~nikisite/komaline/



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コメント 3

masa

短い路線ってのがよくわかります。
でも、機関車があったり、駅の標識もあったり
愛されていた鉄道だったんですね。
by masa (2011-03-21 20:54) 

スミッチ

お酒の製造年月日ですがびんづめした日だと思うけど、タンクで寝てたんでしょうね。
by スミッチ (2011-03-22 08:45) 

アキーロ

>masaさん・・・確かにこれだけ保存してある、
路線跡も珍しいですね。

>スミッチさん・・・わざわざ回答ありがとうございます。
びん詰めの日が製造年月日な訳ですね。
by アキーロ (2011-03-25 02:09) 

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