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公園を散策(4)続々・鞍ヶ池公園 [フォトギャラリー]

大きな溜め池・鞍ヶ池を中心とした広大な公園の・・・散策の最後は、車の町の象徴トヨタの歴史資料を展示する「トヨタ鞍ヶ池記念館」に寄ります・・。
一見美術館のようなモダンな建物で、広々とした館内ですがこれでも入館無料!大企業の余裕を感じます(ちなみに長久手にある「トヨタ博物館」は有料)
ただし無料がゆえ?ホールは少なく同じ館内にはこじんまりとした美術ギャラリーがあり、邦人画家の過去に遺した貴重な作品が展示されてます。

資料室は豊田家の物づくりの歩み・・・豊田佐吉の自動織機からその子息・喜一郎の自動車開発について、数多の写真、パネル、ジオラマ等で紹介。大体は知識的に知っていますが、ここではトヨタ自動車の創業期について深く掘り下げています・・。
↓記念碑的国産車・トヨダAA車(1936年製)
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他に戦後初の本格的国産車・トヨペットクラウン(1955年製)も展示・・・実車展示はこの2台だけ、あとは戦中戦後に作られたトヨタ車の模型展示、中でも目を見張ったのが1939年製の「AE型新日本号」・・・何と戦中期の時代にこんな色の塗装だったのがオドロキです↓
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この他、この豊田に造られた日本初の一貫生産型自動車工場について、ジオラマや写真などでその全容を解説・・・製造業出身者として興味を引いたのが、トヨタ創業期の社内報や今で言う「改善運動」の広報、開発車のパンフなどがパウチされて見れるようになってまして、社内報などは写真や図をふんだんに使いユーモラスな文面など・・・創業期から先進的な社風だったのを感じましたね。改善運動がすでに昭和20年代から始まっていたのには驚きましたね。
記念館としては以上の展示内容・・・戦後以降今日までのトヨタの発展を知るには、トヨタ博物館や産業技術記念館(名古屋市)を見るほうがいいでしょう。この館はトヨタが累計生産1000万台突破を記念して’74年に造られました。

そして、館から少し離れた所に移築された豊田喜一郎邸があってこれが実に瀟洒な洋館・・・昭和8年に建てられたもので、温室があるのには驚きましたな~(写真右側)
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さて、公園散策はこれまで・・・広いので、園内バスを使って巡ってみてもいいでしょうか・・。
ボート、バス以外は基本的に無料(駐車場も)リーズナブルに1日楽しめる公園です。東海環状道鞍ヶ池PAに駐車して行く事も可能、また園内にはレストラン、土産も売ってる田舎っぽい食堂もあります・・。


鞍ヶ池公園





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コメント 5

sara-papa

トヨタ博物館を見学してみたいですね♪
自動車に関しては、一応プロだったので興味あります。^^
by sara-papa (2009-06-16 22:08) 

水郷楽人

鞍ヶ池公園は、息子が小さいときによく連れ出しました。当時は、トヨタ博物館は無く、トヨタ2000GTなども展示してありました。懐かしい所です。
by 水郷楽人 (2009-06-18 11:33) 

アキーロ

>sara-papaさん・・・プロと言う事は自動車関係にお勤めだったんでしょうか?トヨタ博物館の方は自分も行ってみたいですね。

>水郷楽人さん・・・そうでしたか、30年以上前ですね。2000GTはおそらく、前述の博物館へ移ったんでしょうか。
by アキーロ (2009-06-20 00:37) 

スミッチ

行った記憶はあいまいなんですが
今更って感じで見に行ってないですね


by スミッチ (2009-06-20 11:28) 

アキーロ

>スミッチさん・・・今更っていうほど、大した所ではないようですね。
by アキーロ (2009-06-22 00:54) 

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